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東部地区学力検査って?

昨年まで「埼葛テスト」と呼ばれていたものです。

埼玉県では、公立中学における進路指導に偏差値を利用することが禁止されてきた経緯があります。生徒や保護者は、志願者の中での自分の位置を知るには、業者テストである北辰テストを受験するしかありません。

公立中学は、県内の9割もの中3生が受験している、この北辰テストの結果を進路指導に(組織的には)利用していません。
とはいえ、校内の成績だけで進路指導を行うのは難しいということで、公立中学校は、各地の校長会が主催する共通テストを地域ごとに実施してきました。(写真①は29年度の実施状況)
その中の埼葛地区のテストと北埼地区のテストが統合され、今年度、「東部地区学力検査」になったようです。    

さらに昨年からは、このテストの生徒用の成績表にも偏差値が記載されるようになりました。(一昨年まで、埼葛テストだけが、偏差値の記載がなかったのです)それを受け、今年度、多くの私立高校が、推薦基準として、この東部地区学力検査の偏差値を北辰テストと同様に扱うことを表明しています。

昨年度までとは違った重要性も含まれるようになったこのテスト。2学期にあと2回実施されますので、ぜひ頑張って高得点をマークしてもらいたいです!
写真①各地区のテスト実施状況
写真①各地区のテスト実施状況
写真② 東部テスト参加地区(○印)
写真② 東部テスト参加地区(○印)